はじめに
今回はノードをつなげてクオリティの高いエフェクトを作成することができるUnity公式パッケージのVisual Effect Graph(VFXGraph)を紹介します。
使用したバージョン
・Unity 2022.3.19f1
・VFXGraph 14.0.10
VFXGraphとは
ノードベースのプログラミングなしで直感的な操作でクオリティの高いエフェクトを作成することができる機能です。Particle SystemはCPUで処理されるのに対して、VFXGraphはGPUで処理されるので大量のパーティクルを使用した処理負荷の高いエフェクトもGPUの力でゲームのパフォーマンスを維持する事ができます。
プロジェクトを作成
まずはプロジェクトを作成しましょう。今回はURPを使用します。

プロジェクトが作成されると以下のような画面になると思います。

VFXGraphをインストール
URPの場合、Visual Effect Graphは最初からインストールされていません。なのでまずはパッケージマネージャーからインストールしましょう。画面左上のWindows→Package Managerからインストールできます。HDRPの場合は最初から入っています。

VFXGraphを作成
無事インストールすることができたらさっそくVFXを作成していきましょう。ProjectのAssetsを右クリックしてCreate→Visual Effect→Visual Effect Graphを選択します。

作成できたらダブルクリックをしてVFXGraphを開きましょう。ファイル名は何でも大丈夫です。開くと以下のような画面がでてきます。

今回はデフォルトで作成されているGraphを全て削除してサンプルを使ってみましょう。現在作成されているGraphを範囲選択してdeleteキーを押し全て削除。その後に右クリックで「simple」と検索してみてください。そうするといくつか出てくるので試しに一番上に表示されている「Simple Ribbon」を選択してみてください。

選択すると以下のように新しく作成済のGraphが出てきます。出てこない場合は画面外に表示されているかもしれないので、マウスホイールで拡縮などしてみてください。

うまく作成できたら保存をしてシーンに戻り、VFXをHierarchyにドラッグ&ドロップしてください。そうすると少し見えにくいかもしれないですが白い帯状のものが回っていると思います。他のサンプルを試してみたり、サンプルのGraphを少し改造してパラメータを変更したりしてみると一つ一つのノードが理解できると思います。

まとめ
今回は簡単にVFXGraphのサンプルを試してみました。今までParticle Systemを使用していたり、もっとクオリティの高いエフェクトを作りたいと思った方はぜひ試してみてください。今後もVFXGraphでエフェクトを作成した際は記事にして紹介していきたいと思います。